炎症性腸疾患センター
概要・特色
外来診療予定・医師のご案内
IBDとは炎症性腸疾患(inflammatory bowel diseases)のことで、主に潰瘍性大腸炎とクローン病のことを言います。
食事の欧米化や過衛生、腸内細菌叢の変化、遺伝的素因など様々な要因が組み合わさって免疫異常をきたし発症すると言われています。
もともと欧米の先進国に多い病気ですが、日本でも右肩上がりに患者さんが増え続けており、2021年には日本国内の患者数が潰瘍性大腸炎で22万人,クローン病で7.2万人に達し、特に潰瘍性大腸炎患者数は世界中でアメリカに次いで2位になっています。
発症年齢のピークは20歳代で、進学、就職、結婚、妊娠出産などのライフイベントに重なることが多く患者さんの大きな負担になっています。
しかしこの10年間で新規治療薬の開発が進み、多くの患者さんが普通の生活を送れるようになってきています。
また以前は手術しか方法がなかった患者さんも内科的な治療で改善するケースが増えてきています。
それでも診療に当たっては10代の患者さんの治療、妊娠出産を希望する方への治療、ご高齢者の方の治療、がんのサーベイランス(見張り)など、いずれも異なるためきめ細かな対応が必要です。
当院は2024年4月に日本炎症性腸疾患学会の認定指導施設に指定されました。そして2025年現在約400名の患者様が通院しています。
患者様には厚労省難病治療班の診療ガイドラインにのっとった最新かつ適切な診断と治療を提供することを心がけています。
外来診療予定
午前(予約のみ)
午後(予約のみ)
月 | - | - |
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火 | - | - |
水 | - | - |
木 | 松田/西野 | - |
金 | - | - |
土 | - | - |
担当医のご紹介

内科部長
炎症性腸疾患センター長松田 玲圭Reikei Matsuda
平成3年
横浜市立大学 卒業
専門医・認定医等
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本内科学会総合内科 専門医・指導医
- 日本消化器病学会 専門医・指導医
- 日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医
- 日本炎症性腸疾患学会 専門医・指導医
- インフェクションコントロールドクター

常勤医西野 麻美Asami Nishino
平成27年
弘前大学 卒業
専門医・認定医等
- 日本内科学会 専門医
- 日本消化器病学会
- 日本消化器内視鏡学会 専門医
- 日本肝臓学会
- 緩和ケア研修修了

非常勤医高木 由理Yuri Takagi
平成23年
福島県立医科大学 卒業
専門医・認定医等
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本内科学会総合内科 専門医
- 日本消化器病学会 専門医
- 日本消化器内視鏡学会 専門医